FAQ(よくあるご質問集)
ここではIMDSの仕様や利用方法等についての、よくあるご質問とその回答をカテゴリ毎に見つけることができます。カテゴリ / 質問をクリックすることで、各質問に対する回答を表示させることができます。
※製品固有の入力方法等に関するご質問で、本FAQやレコメンデーションに掲載がない場合は、お取引先様にご相談頂きます様、お願い申し上げます。
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FAQ Categories
化学物質グループの紛争鉱物 ("Conflict Minerals") についての詳しい情報はありますか?(英語版)
IMDS におけるジブチルスズ(DBT) 化合物およびジオクチルスズ (DOT) 化合物の扱いについてのレコメンデーションがありますか? ***NEW***
IMDSにおけるバイオサイド製品規則のサポートについて?
REACH対応について自動車業界向けの推奨事項はありますか?
REACHコンタクトパーソンの登録は必須ですか?
ELV指令に記載されている除外対象項目についての一般的な解釈はありますか?
部品や材料を指定するための材料規格の中でELV指令(2000/53/EC)に基づきECCによって規定されたものはどれですか?
REACH規制は、GADSLにどのような影響を及ぼしますか?また、IMDSへの影響はありますか?(英語)
REACH規制に関連するIMDSでの変更はありますか?(英語)
REACHコンタクトパーソンはどのように確認すればよいのでしょうか?(英語版)
化学物質グループの紛争鉱物 ("Conflict Minerals") についての詳しい情報
はありますか?(英語版)
Why is there now a Conflict Minerals group?
On July 15, 2010 the US Congress passed the Wall Street reform bill that included a provision on conflict minerals. The language in the bill requires companies that use tin, tungsten, tantalum, or gold in their products or production of their product and report to the US Securities and Exchange Commission to file an annual disclosure report with the Securities and Exchange Commission detailing whether these materials originated in the Congo or its adjoining countries. The bill requires companies to audit these reports to assure whether they are sourcing from conflict mines or not.
Several OEMs are cascading an information letter through the supply chain making suppliers aware of this new requirement. In the letter they ask suppliers to:
- Determine what components use conflict minerals or their derivatives.
- Work with suppliers to map supply chains of those components.
- Require suppliers to identify smelters used or verify that the origin of conflict minerals is scrap or recycled material.
In order to facilitate the first step, we have introduced the Conflict Minerals group that can be used for analysis.
What are Conflict Minerals?
The definition of conflict mineral in the legislation is (http://www.dodd-frank-act.us/Dodd_Frank_Act_Text_Section_1502.html):
CONFLICT MINERAL – The term ‘‘conflict mineral’’ means:
(A) columbite-tantalite (coltan), cassiterite, gold, wolframite, or their derivatives; or
(B) any other mineral or its derivatives determined by the Secretary of State to be financing conflict in the Democratic Republic of the Congo or an adjoining country.
In other words, it is not just where the mineral comes from that makes it a conflict mineral.
Are the substances in the Conflict Minerals group a complete list of substances I need to be concerned about?
No. The substances in this IMDS group are substances that are found in the IMDS Basic Substance list. These substances are commonly found in hard parts. There are many other compounds that are used in manufacturing (necessary to the production of the part) that are not found in final parts.
How can I use the Conflict Minerals group?
To examine the structure of an individual MDS, you may use the pull down and conflict minerals will be highlighted in the tree similar to GADSL substances or Process Chemicals. You may also use this group in Analysis > Certificate of Expenditure > Basic Substance List to determine which parts contain Conflict Minerals so you can determine which suppliers you may need further information from.
For the legislation, do I only need to look at my parts and materials in IMDS?
No. The legislation (New Section 13(p)) requires reporting annually whether Conflict Minerals that are necessary to the functionality or production of a product originated in the Democratic Republic of the Congo (DRC) or an adjoining country (such countries are referred to in this memorandum as the DRC Countries).
While the final guidelines from the SEC are not published at this time, we are expecting that this means all tooling, catalysts, etc., are also included in the reporting requirement. Only parts on a vehicle as sold are reported in IMDS.
After I find my parts and suppliers, what do I have to do next?
That is really up to you and your customer requirements. Some of your customers may require a formal report asking for information on the source of the Conflict Minerals. Communications with your suppliers on this topic will need to be done outside of IMDS. IMDS is only a starting point on this journey.
If your company reports to the US SEC, you may be asked to contribute to such a report.
What do I do if I use IMDS Committee materials with these substances in them?
As it says in Recommendation 001, that even if you use IMDS Committee materials, you are required to collect information to ensure that the IMDS Committee material is representative of the material being used. You will need to use that information to contact your suppliers for information if it is required.
Where can I find more information?
- US Securities and Exchange Commission site: http://www.sec.gov/spotlight/dodd-frank.shtml
- The actual bill: http://www.sec.gov/about/laws/wallstreetreform-cpa.pdf (it’s 848 pages)
- The relevant section: US Dodd-Frank Act section 1502
- The Automotive Industry Action Group has a working group on Conflict Minerals (www.aiag.org).
- You may use a search engine such as Google to search on the term: Conflict Minerals.
IMDS におけるジブチルスズ(DBT) 化合物およびジオクチルスズ (DOT)
化合物の扱いについてのレコメンデーションがありますか?(new version 2020.06.05)
IMDSステアリングコミッティーが有機スズ化合物の扱いをこのドキュメントにまとめました。
IMDSにおけるバイオサイド製品規則のサポートについて?
IMDSでのバイオサイドについての申告
はじめに:
2014年9月に”バイオサイド規則EC528/2012”(バイオサイドの製造許可および利用に関する規則(EU)の欧州議会2012年5月22日の評議番号528/2012)によって、GADSLに初めてバイオサイド活性物質が含まれるようになりました。
バイオサイドに関する規則は非常に複雑であるため、データシートの拒否はこのFAQガイダンスに従った上で必要な場合に行うことをお勧めします。
また、ECHAのウェブページにて有用なTreated Articles に関する情報とガイダンスを確認することをお勧めします http://echa.europa.eu/regulations/biocidal-products-regulation/treated-articles
規制の背景:
以前のバイオサイド指令(DIRECTIVE 98/8/EC OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 16 February 1998 concerning the placing of biocidal products on the market) に従って、活性物質がいわゆる22種類の製品•タイプに割り当てられています。生産者は、その化学物質と用途を申告しなければなりません。
製品タイプ 7:フィルム防腐剤 |
製品タイプ 8:木材防腐剤 |
製品タイプ 9:ファイバー、皮革、ゴム、重合された材料の防腐剤 |
立法者によって、現在は以前の規則より厳格にバイオサイドの使用が制限されています。レビュープログラムにおいて、既知のバイオサイドが再評価され、許可、または許可プロセス中としてリストアップされるか、あるいはリストから削除されています。
生産者または輸入業者としてEU内での規則を果たすためには、関連する製品タイプに対して認可された活性物質、または、関連する製品タイプに対して認可プロセスにある活性物質のみが使用できます。リストから削除された物質は、全く使用できません。どちらの場合でも割り当てられた製品タイプを考慮しなければなりません。
選択された活性物質は、“抜粋版バイオサイドコーティング/バイオサイド添加物”の箇所に掲載されています。“ソース” 列 には許可(D)または禁止(P)が割り当てられた製品タイプが示されています。いくつかの化学物質は、すべての製品タイプに対して認可または禁止が、法律的に分類されていません。バイオサイド用途として認可されるのは、それぞれの用途に対してのみです。そのため、“製品タイプのために必要なバイオサイドとして、認可”をGADSLに記載しています。例
化学物質 |
CAS-No. |
分類 |
理由コード |
ソース |
選択された バイオサイドコーティング/ バイオサイド添加物 |
|
D/P |
LR |
規則(EU)番号528/2012 このリストはGADSL基準に関連すると考えられ、次の製品タイプから派生した:製品タイプ7:フィルムの防腐剤;製品型8:木材防腐剤および製品タイプ9:ファイバー、皮革、ゴム、重合された材料の防腐剤。 これらの要件は、バイオサイドとして意図された用途にのみ適用されます。 |
Cis-4-[3-(p-tert-butylphenyl)-2-methylpropyl]-2,6-dimethylmorpholine |
67564-91-4 |
D/P |
LR |
P:製品タイプ:7の中でバイオサイドとして使用禁止 D:製品タイプ:8の中でバイオサイドとして使用可 P:製品タイプ:9の中でバイオサイドとして使用禁止 |
L-(+)-lactic acid |
79-33-4 |
D/P |
LR |
製品タイプ7のために必要なバイオサイドとして認可 P:製品タイプ8の中でバイオサイドとして使用禁止 製品タイプ9のために必要なバイオサイドとして認可 |
GADSL分類Dのバイオサイド活性物質は青色で表示されます。GADSL分類PまたはD/Pのバイオサイド活性物質は、ある種の“製品タイプ”で許可されていないため、赤色で表示されます。
バイオサイド活性物質があなたの材料で報告されているからといって、それがバイオサイド規則の対象であることを意味するものではありません。– この物質が、非殺生物性の理由で追加された場合。(例えば、加硫剤、熱安定剤および触媒などの場合) BPRの規定は適用されず、データシートは拒否すべきではありません。
下記のIMDSプロセスにおける推奨される手順に従ってください:
1.IMDS上でこれらの活性物質に関するデータを収集します。
2.赤色表示される物質について、そのIMDSデータをGADSL掲載のバイオサイド添加物と比較する必要があります (www.GADSL.org をご参照)。
3. 次のガイドラインは使用が容認できるかどうかの判断に役立ちます。
3a. IMDS材料分類が6.1または9.7でない場合、この材料は、ほぼ製品タイプ7にはなり得ません。フィルムなのか、あるいはより大きなポリマー基板なのか、データシートを詳細にチェックして明らかにする必要があります。もし製品タイプ7だけが禁止されて、かつ、材料が明らかにフィルムでない場合、その材料はOKであるという確信が持てます。
3b. IMDS材料分類が7.1または9.7でない場合、この材料は、製品タイプ8ではありません。したがって、もし製品タイプ8のみが禁止されている場合、その材料は、問題ないと確信できます。
3c. IMDS材料分類が5.x、6.1、9.7である場合、この材料は、製品タイプ9である可能性があります。したがって、もし製品タイプ9が禁止されている場合、その材料には問題がある可能性が高いです。
3d. IMDS材料分類が7.1である場合、この材料は、木材か皮革である可能性が最も高いです。材料名称を詳細にチェックして、木材(製品タイプ8)か皮革(製品タイプ9)であるかを判断してください。
近い将来、IMDSは修正され追加機能を提供します。バイオサイド活性物質が実際に殺生物性目的で使用されているかどうかの判断、および使用されている製品タイプの識別を可能にします。これらの情報を提供するのは、材料データシートの作成者の責任となります。
以下に、これらの要件を解釈するのに役立つ例をあげます。
例:
1. 酸化亜鉛(Zinc oxide)(CAS 1314-13-2)は、製品タイプ8(木材防腐剤)に対してPとなっています。
エラストマー(材料分類5.2)として、IMDSで報告されている場合、それは木材防腐剤として使用されてはいないので、IMDSでの使用は許容されます。
2. 私は、藻類の成長を防ぐために、電着浴にバイオサイドを追加します。私は、IMDSでこれを申告する必要がありますか?
いいえ – その電着塗料に追加されたバイオサイド活性物質が塗装された部材そのものに殺生性を引き継ぐように設計されておりません。したがって、IMDSで申告する必要はありません。ただし、そのバイオサイド活性物質が製品タイプ7に対して、認可(または認可プロセス中)となっている必要があります。さらに、あなたの製造工場において、認可条件内で作業する必要があります。
REACH対応について自動車業界向けの推奨事項はありますか?
詳細情報はwww.acea.be/reachへアクセスください。
自動車業界向けのREACH対応におけるガイドラインの第二版はこちらからダウンロードして頂けます。
Automotive Industry Guides for REACH(英語版)
第一版の日本語参考訳はこちらからダウンロードして頂けます。
REACHコンタクトパーソンの登録は必須ですか?
REACHコンタクトパーソンの登録はシステム上は必須ではありません。従ってREACHコンタクトパーソンを登録しなくてもデータシートの送受信といったIMDSの作業は行えます。ただし、REACHコンタクトパーソンの登録が必要かどうかは、直接お取引先の企業様へお問い合わせください。
ELV指令に記載されている除外対象項目についての
一般的な解釈はありますか?
こちらからELV指令のANNEXIIに掲載された免除対象項目に対するVDAおよびACEAの共通認識のガイドラインをダウンロードできます。
Recommendation of the VDA and ACEA (英語版 PDF形式 62.4k)
部品や材料を指定するための材料規格の中でELV指令(2000/53/EC)
に基づきECCによって規定されたものはどれですか?
こちらの資料(英語版) をご参照ください。
REACH規制は、GADSLにどのような影響を及ぼしますか?また、
IMDSへの影響はありますか?(英語)
The continuous evaluation of the REACH Candidate List (at least 2 updates per year) is automatically triggering the process to update the Global Automotive Declarable Substance List (GADSL). Thus, to support REACH compliance the list also contains vehicle related substances newly placed on the REACH Candidate List for authorisation.
All new changes in GADSL are highlighted under www.gadsl.org.
REACH Article 33 is requiring manufacturers of articles to automatically inform their customers on substances listed on the candidate list if this substance is contained in the article in an amount > 0.1% w/w. Ignoring this legal obligation may cause penalties by the national authorities.
To fulfil these legal obligations, suppliers can use the IMDS system but have to follow the IMDS-Recommendations, especially of IMDS Rec. 001:
- It is prohibited to hide GADSL-substances in wildcards
- After a GADSL-update, ALL active MDS have to be checked for ALL new GADSL-substances, potentially hidden in a wildcard.
- If new GADSL substances are hidden in wildcards, the supplier has to re-work and re-submit the affected MDS to his customer immediately.
For Renault suppliers: In case of an update of the Renault list you have to follow the same rules.
To avoid such checks and re-submission in the future, the IMDS Steering Committee recommends to avoid the usage of any wildcard and instead, without losing your company knowledge, to use the “confidential substance”-functionality.
To see the link between REACH, IMDS and GADSL and the process how the responsible groups are working together please see Annex N of the Automotive Industry Guideline on REACH under www.acea.be/publications/article/reach-automotive-industry-guideline.
REACH規制に関連するIMDSでの変更はありますか?(英語)
Having the IMDS, the automotive Industry is considered to be in an advantageous position compared to other sectors and able to comply with several REACH obligations immediately e.g. Art. 33.1 communication without developing new tools or processes.
The Automotive Industry Guideline on REACH includes the recommendation that the IMDS should be used to collect information about substances of very high concern in articles. Minor modifications to the system have been implemented to optimise this process:
- IMDS provides an additional REACH contact field, on company and not material data sheet level, to support better REACH communication throughout the supply chain. Please note that use of this function will not replace your obligation to provide the contact information by the direct customer-specific communication requirements.
- Candidate List substance flagging & filter.
- Authorisation List (REACH Annex XIV) substance flagging & filter.
- Analysis of products for automotive industry relevant substances from REACH Annex XVII.
- Analysis of material data sheets for SVHCs.
It is important to remember that in order to ensure compliance to the REACH Regulation, material data sheets may need to be re-submitted for each active part number to include any candidate list substance that has been added to the GADSL. This specifically applies to substances that up till now were hidden by a wild card or considered confidential.
REACHコンタクトパーソンはどのように確認すればよいのでしょうか?
(英語版)
こちらの資料(英語版) をご参照ください。
FAQ(よくあるご質問集) - その他
IMDSのトレーニングマテリアルは入手できますか?
ここからダウンロードできます。
IMDSトレーニングガイド(日本語版)
IMDSトレーニングガイド(リリース13.2)
(概要編・演習編・カンパニーアドミニストレーター編が収録されています。)
アプリケーションコードの日本語訳はありますか?
こちらからアプリケーションコードの日本語参考訳をダウンロードできます。
材料分類の日本語訳はありますか?
以下のファイルが日本語参考訳です。
最新のIMDSユーザーマニュアルはこちらからダウンロードできます。
IMDSユーザーマニュアル
欧州ELV指令および最新のAnnex IIの資料
こちらからダウンロードできます(全て英語版):
欧州ELV指令 : EU ELV Directive 2000/53/EC (incl. latest version of Annex II, Version: 2023)
また、補足としてアプリケーションコードの変更に関するIMDSステアリングコミッティの資料(2016年6月版)もダウンロードできます。