紛争鉱物とは?
法律上の紛争鉱物の定義(英語)は次のとおりです:
紛争鉱物 - "紛争鉱物"という単語の意味とは -
(A) タンタル、スズ、金、タングステン、またはそれらの派生物 もしくは
(B) コンゴ民主共和国またはその隣接国での紛争の資金源であると国務長官によって決定された、その他の鉱物やその派生物
言い換えれば、その鉱物の原産国や流通経路に関わらず紛争鉱物としてみなされることがあります。
CDX紛争鉱物報告(CMD)管理ツール
CDXにおける紛争鉱物
2010年7月15日に米国議会は、紛争鉱物に関する条項が含まれていたウォール街改革法案を可決しました。法案では、企業が自社の製品や自社製品の生産 に錫、タングステン、タンタル、金のいずれかを使用している場合、これらの材料がコンゴやその隣接国の原産であるかどうかについての詳細情報を、年次開示 報告書として米国証券取引委員会(SEC)に対し提出することを義務付けています。また、企業が紛争鉱山から調達していないかどうかを証明するために、こ れらのレポートを監査する必要があります。
SECへの報告は、2013年度の報告分の期日として2014年5月31日に初めて実施されます。将来的には毎年3月31日に前年度分について報告書を提出する必要があります。
既に多数の企業がサプライヤーに対して、この新しい要求について認識するようサプライチェーンを通して喚起しています。その中で、サプライヤーは以下の様な報告を求められます:
- 紛争鉱物またはその派生物を、どの部品や製品に使用しているかどうかを特定すること
- 部品のサプライチェーンを明らかにするためにサプライヤー間で協力すること
- サプライヤーは、使用した製錬所を特定する、または紛争鉱物がスクラップやリサイクルされた材料から調達されていることを確認すること
CDXにおける紛争鉱物報告(CMD)管理ツール
ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法の要件に基づいて、CDXの紛争鉱物報告(CMD:Conflict Minerals Declaration)ツールは、サプライヤー企業から受け取った情報を取りまとめることで、報告のための作業を支援します。
CDXシステム内のCMD管理ツールは、報告のための要件を満たす手助けとなります。自社のサプライチェーンを網羅した紛争鉱物報告のプロセス管理を可能 にし、さらにCDXを使った取引先とのデータの受け渡し、またはCDXに参加していない取引先とのデータの受け渡しのいずれであっても、CMD情報を管理 することができる最適なソリューションを提供します。
CDXのCMD管理ツールには、CMD管理のための様々なオプションが用意されています:
- CDXを利用していない取引先からの、複数のバージョンのRMI (Responsible Minerals Initiative) テンプレートで定義された、Excel形式CMDデータのインポート
- CMDの作成、およびCDX登録企業とのCMDの送受信
- インポートされたCMDやCDX利用企業からのCMDの、自社CMDへの組み込み
- RMIにより定義された多数のバージョンから選択した、ExcelテンプレートへのCMDのエクスポート
- CMD(特に複雑な報告)での最適化された製錬所のビューを提供するための、ソートとグループ化
- インポートされた、またはCDXで作成されたCMDの検証と妥当性チェック
CDXのCMD管理ツールでは、様々な製錬所を扱うことができます:
- RMIのテンプレートに記載された標準の精錬所
- RMIのコンフリクトフリー製錬所
- CDXそのものに登録された精錬所
- CMDの作成者によって疑わしいと判断された製錬所
- 一般的にはまだ間違って製錬所として報告されているとされる代理店やその他の施設
CDXのCMD管理ツールは、CDX内でのやりとりであっても、CDXに参加していない相手とのやりとりのいずれであっても、ビジネスパートナーとのCMDを管理することができる最適なソリューションを提供しています。
CDXのCMD
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CMD管理ツールに
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お問合せ先(英語):
cdx-info@dxc.com