FAQ(よくあるご質問集)
ここではIMDSの仕様や利用方法等についての、よくあるご質問とその回答をカテゴリ毎に見つけることができます。カテゴリ / 質問をクリックすることで、各質問に対する回答を表示させることができます。
※製品固有の入力方法等に関するご質問で、本FAQやレコメンデーションに掲載がない場合は、お取引先様にご相談頂きます様、お願い申し上げます。
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FAQ Categories
警告に関するIMDSステアリングコミッティの見解はどのようなものですか? *** NEW ***
IMDSのエラーの意味と修正方法を教えてください。
「有効なアプリケーションのみが化学物質に使用されます。」というメッセージが表示される理由は何でしょうか。
なぜ未指定物質に対する10%ルールの警告が発生するのですか?
過去に送信/社内送信されたデータシートにエラーが発生するのはなぜですか?
警告に関するIMDSステアリングコミッティの見解はどのようなものですか? *** NEW ***
このドキュメント ではIMDSでの警告のあるデータシートの拒否に関するIMDSステアリングコミッティの見解を示しています。
IMDSのエラーの意味と修正方法を教えてください。
こちらからエラーコード一覧と修正方法をダウンロードできます。
List of errors and corrections in IMDS (英語版)
List of errors and corrections in IMDS (日本語版)
追加の資料として、 IMDSにおけるエラーの修正方法の資料をダウンロードできます。
「有効なアプリケーションのみが化学物質に使用されます。
」というメッセージが表示される理由は何でしょうか。
何年にもわたって、AnneX IIの改定によりいくつかのアプリケーションコードが削除されました。変更管理に関するレコメンデーションがあるにもかかわらず、データシートの再提出が求められる場合があります。
以下の場合、このメッセージは警告です(そのままデータシートを送信することは可能です)。
無効なアプリケーションコードが参照されたコンポーネント内に含まれている場合(この場合、アプリケーションコードは読み取り専用であり、変更できません。例 他社から送信されたデータシート)。ただし、IMDSのシステム上は警告を無視して送信することが可能ですが、送信先がレコメンデーション022に沿わず、再送信を要求する場合があります。
一方、以下のいずれかに該当する場合はエラー(送信前にアプリケーションコードの変更が必要)となります。
- 無効なアプリケーションコードが自社コンポーネント(編集モード)のデータシートに含まれている
- 無効なアプリケーションコードがOEM用データシート(編集モード)に含まれている
なぜ未指定物質に対する10%ルールの警告が発生するのですか?
When calculating the maximum amount of jokers used in a material, IMDS uses "worst case" calculation. The value given as "rest" on the joker substances is not the same as the value used in the warning calculation.
10%ルールに関する計算式をご説明いたします。例えば、化学物質a、化学物質b、化学物質c、ジョーカー(ワイルドカード)で構成されている材料を考えます。
- 化学物質a - 範囲値25-29% 中間値27%
- 化学物質b - 範囲値36-40% 中間値38%
- 化学物質c - 範囲値26-30% 中間値28%
- ジョーカー - 残部 7%
しかし、以下のような組み合わせとなる可能性もあります。
- 化学物質a
中間値は27%だが、実際の含有率は最小値と同じ25% - 化学物質b
中間値は38%だが、実際の含有率は最小値と同じ36% - 化学物質c
中間値は28%だが、実際の含有率は最小値と同じ26%
このため、現実的には、化学物質a、b、cの含有率の合計は87%となる場合があるため、その際のジョーカーの含有率は13%となります。これは10%よりも多くなってしまうため、10%ルールについての警告が発生します。
さらに、ジョーカーの含有率を範囲値で9%から11%と指定した場合、計算式で適用されるのは範囲値の最大値です。
この警告を防ぐためには、ジョーカーの含有率に”残部”を指定しないでください。
過去に送信/社内送信されたデータシートにエラーが発生するの
はなぜですか?
IMDSのバージョンアップが行われると、ほぼ毎回エラーチェック項目が変わります。2008年までは、エラーチェックが変更になる前に完成版となった(バージョンが整数になった)データシートは、新しいエラーチェックの対象からは除外されていました。受信側のユーザーは、新しいエラーチェックが導入されるより前に送信されたデータシートについて、(警告が発生しないため)最新のルールに準拠しているのか、それとも警告を無視して送信されたのかを簡単に判別することができませんでした。更に、サプライヤーからのご要望により、リリース6.0から、サプライヤー側でデータシートを社内送信/送信/転送/公開した場合と、受信側で承認した場合の両方について、ツリー構造全体に対してエラーチェックが行われるようになりました。これにより、データシートのツリー全体で発生した全ての警告を確認できるようになり、データシート受信側の要求事項(データ品質の向上と整合性)に、より簡単に応えることができます。
また、2006年に稼動したリリース4.0では、化学物質の含有率に関する範囲値の幅についての警告と、未指定物質の10%ルールに関する警告が導入されました。また、範囲値に関するルールは、2003年にレコメンデーション001に記載され、公開されました。
FAQ(よくあるご質問集) - その他
IMDSのトレーニングマテリアルは入手できますか?
ここからダウンロードできます。
IMDSトレーニングガイド(日本語版)
IMDSトレーニングガイド(リリース13.2)
(概要編・演習編・カンパニーアドミニストレーター編が収録されています。)
アプリケーションコードの日本語訳はありますか?
こちらからアプリケーションコードの日本語参考訳をダウンロードできます。
材料分類の日本語訳はありますか?
以下のファイルが日本語参考訳です。
最新のIMDSユーザーマニュアルはこちらからダウンロードできます。
IMDSユーザーマニュアル
欧州ELV指令および最新のAnnex IIの資料
こちらからダウンロードできます(全て英語版):
欧州ELV指令 : EU ELV Directive 2000/53/EC (incl. latest version of Annex II, Version: 2023)
また、補足としてアプリケーションコードの変更に関するIMDSステアリングコミッティの資料(2016年6月版)もダウンロードできます。