レコメンデーション IMDS019 データシートに関するIMDSステアリングコミッティの見解を教えてください。

公開されているレコメンデーションIMDS 019のデータシートは、無効化後どうなりますか？

レコメンデーションIMDS019 ドキュメントはどうなりますか？

Rec019 セミコンポーネントなしで、電気/電子コンポーネントのデータ提供をサポートする計画はありますか？

IMDS登録を一度もしたことのないエレクトロニクス企業に対して、IMDSステアリングコミッティはどのような立場をとっていますか？

レコメンデーションIMDS019 セミコンポーネント参照の送信を一切できないようにする予定ですか？

5グラム以下の材料を拒否する前に考慮すべきことは何ですか？***NEW***

  レコメンデーション IMDS019 データシートに関する
       IMDSステアリングコミッティの見解を教えてください。

IMDS レコメンデーション 019 セミコンポーネントの段階的廃止を促進するために、IMDSステアリングコミッティは、公開されているデータシートを無効化することに合意しました。変更に関する背景情報は次の資料をご確認ください。

IMDS Steering Committee letter

最新情報

IMDSステアリングコミッティは、IMDSレコメンデーション019のセミコンポーネントをIMDSリリース13.0(2021年5月19日)で無効にすることにサプライヤー団体と合意しましたのでお知らせします。

IMDS Steering Committee Update

  公開されているレコメンデーションIMDS 019のデータシートは、
       無効化後どうなりますか？

IMDSリリース13.0では、公開されているレコメンデーションIMDS019セミコンポーネントデータシート(SMDS)が無効化されます。(企業ID：102677 / 名称：ZVEI-Rec019)

これらのセミコンポーネントデータシートに対しては、無効化されたデータシートに対するIMDS標準の動作が適用されます。全く新しいデータシートを作成する場合、IMDS019セミコンポーネントデータシートは見つからないため、今後参照することはできません。新しいデータシートのコピーまたは新バージョンが、トップノードの下、またはツリー内に作成されたコンポーネント/セミコンポーネントノード内のIMDS019セミコンポーネントデータシートの1つを直接参照すると、エラーメッセージが表示されます。これらの参照は、ユーザーが置換することができます。これらの無効化の影響をよりよく理解するために、以下のユースケースをまとめました。

旧IMDS REC019に基づいて作成されたデータシートの更新は電子部品業界にとって大きな課題であり、データ受信者は従来のREC019に基づいて作成されたデータシートすべての更新を要求することを想定していません。IMDSの情報を含む旧REC019に基づいて作成されたデータシートの更新は、以下の場合にのみ必要となります。

• 既存データに、高懸念物質（SVHC）/GADSL収載物質に関する誤った申告が含まれている場合
• 既存データに、コンプライアンス上、誤ったアプリケーションコードが含まれている場合
• 既存データでは、適切な最小部品(article)に基づいて閾値を超えたかどうか計算ができない場合（例：0.1% w/w）
• B2B契約に基づいて、顧客から明示的に要求された場合

  レコメンデーションIMDS019 ドキュメントはどうなりますか？

今後、IMDSステアリングコミッティとサプライヤー団体によって、電子業界のガイダンスとなるように再編集されます。現在のドキュメントはIMDSに掲載されていますが、「改訂中」と表示されています。

  Rec019 セミコンポーネントなしで、電気/電子コンポーネン
       トのデータ提供をサポートする計画はありますか？

IMDSステアリングコミッティは、サプライヤー団体の代表者と継続的に話し合いを行っています。これらの議論の中で、サポートするタスクの優先順位リストが作成されました。

例えば、IMDSリリース13.0からは、異なるサプライヤーからの同一部品(レジスタ、コンデンサ)を1つのデータシートで報告するための新しい拡張機能(マルチソーシング)が利用できます。

さらに、(製品がもう生産されていない)レガシーデータについては、スペアパーツフラグを使用することで、これらの場合に参照できるようにすることが検討されています。

IMDSステアリングコミッティ/AIAG/CLEPA/JAPIA/ZVEIからの代表者で構成されるワーキンググループが、電子分野向けのより包括的な共同報告ガイドラインを準備するために、さらなるサポートを行います。

  IMDS登録を一度もしたことのないエレクトロニクス企業に対して、
       IMDSステアリングコミッティはどのような立場をとっていますか？

IMDS要件を伝達するのは、調達先企業の責任で。

企業がIMDSデータの提供に消極的なサプライヤーを選択した場合は、そのサプライヤーが材料分類、GADSL物質、アプリケーションコードをすべて記載しているIMDSデータシートを作成するのに十分な情報を提供していることを確認する必要があります。

企業がサプライヤーからこの情報を取得できない場合、法的コンプライアンスを満たしているという証拠がないため、このサプライヤーの部品を使用できません。

  レコメンデーションIMDS019 セミコンポーネン
       ト参照の送信を一切できないようにする予定ですか？

サプライチェーン全体でのRec019 セミコンポーネントのさらなる使用を回避するために、他社および自社のデータシートにおけるRec019 セミコンポーネント参照に対する警告は、エラーに変更されます。この変更の日付はまだ決まっていません。IMDSステアリングコミッティはサプライヤー団体と連絡を取り合っており、決まり次第お知らせします。

  5グラム以下の材料を拒否する前に考慮すべきことは何ですか？

旧REC019は、現在見直し中ですが、以下のIMDS001の規則とガイドラインを理由に、重量が5.0g未満の材料のIMDSデータを拒否するべきではありません。

材料の名称

規則4.4.2.C - ほとんどの電子材料は公的材料規格の対象外であるため、この要件を理由にデータシートを拒否するべきではありません。

規則4.4.2.D - データシートは、この要件を満たさないことを理由に拒否されるべきではありません。REC019の次のバージョンでは、受け入れ可能な材料名の例が公表される予定ですが、暫定的には、これを拒否の理由とすべきではありません。

公的材料規格

規則4.4.2.I - この規則では、重量が5.0g未満の材料に対しては任意であると定義されているため、規則4.4.2.Hを理由にデータシートを拒否するべきではありません。