FAQ(よくあるご質問集)

FAQ(よくあるご質問集)

ここではIMDSの仕様や利用方法等についての、よくあるご質問とその回答をカテゴリ毎に見つけることができます。カテゴリ / 質問をクリックすることで、各質問に対する回答を表示させることができます。

※製品固有の入力方法等に関するご質問で、本FAQやレコメンデーションに掲載がない場合は、お取引先様にご相談頂きます様、お願い申し上げます。
 

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FAQ Categories

アセットパブリッシャー

材料

材料の中の化学物質を開示する制限はありますか?

IMDSにおける均質材料の考え方について - 均質材料とは何ですか?

公的材料規格を含むIMDSステアリングコミッティーの標準材料データシートをIMDSに登録するには?

"機密扱い化学物質(Confidential substances)"の意味は何ですか?

スクリーン印刷インク(硬化後)用の標準的な材料がIMDS上にありますか?

テープおよびフィルム製品は均質材料ですか?

IMDSでタイヤを申告する方法についての記載はありますか?

IMDSでのガラス、セラミックおよびエナメルの申告はどう行えばいいですか?(英語)

 

  材料の中の化学物質を開示する制限はありますか?

レコメンデーションのルール4.5.1.Bにより、明示的な開示(可視または機密扱い物質としてマーク)または、ジョーカー/ワイルドカードによって、材料の中の全ての化学物質を開示する必要があります。材料分類5.x、6.x、7.x、9.xの材料については、化学物質の含有率が0.1%(GADSLの標準閾値)を超えている場合、または意図的に添加されている場合は開示が必要です。

 

  IMDSにおける均質材料の考え方について - 均質材料とは何ですか?

IMDSでは、全ての均質材料を別々の素材として記述されることが期待されています。“均質”とは、機械的に二つ以上の異なる材料へ分離できない一貫した材料組成のことです。“機械的な分解”というのは、 一般的には切断、トリミング、研磨等により材料を分離することです。均質な材料は、例えば、プラスチック、金属、合金やコーティングです。

これは、多重に塗装が施されたネジを例として説明することができます。

このめっきの各層は「均質材料」として定義されます。つまり、ネジ[金属の本体に亜鉛合金, 次に保護層、最後に上塗りが施されている]は、4種類の均質材料(本体と3つの層)で構成されていると言えます。

なお、めっき材は均質材料ではありません。メッキの材料はセミコンポーネントか、もしくは複数の材料から構成されるコンポーネントとして表す必要があります。

 

  公的材料規格を含むIMDSステアリングコミッティーの標準材料デ
       ータシートをIMDSに登録するには?

IMDSにはISO、SAE、JISなどの公的規格で規定されている材料がIMDSステアリングコミッティー名義の標準材料として公開されています。ご利用になりたい標準材料がIMDS上に無い場合は、登録申請ができます。申請したい標準材料がある場合は、IMDSサービスセンターまで、Eメールにて材料規格・公的規格に表示されている材料記号を御連絡下さい。

ご要望の標準材料は、既存の標準材料のリストとの比較などにより、追加の可否が検討された後、無料にてIMDSデータベースに追加されます。但し、検討に日数を要する可能性があります。また、全ての標準材料が公開可能であるとは限らない、という点にご注意下さい。例えば、多くのSAE規格では、材料の詳細は定義されていますが、化学物質の組成については定義されていません。また、IMDSでサポートしているのは一部の標準化団体のみです。

詳細はFAQの「材料規格」カテゴリをご参照ください。

 

  "機密扱い化学物質(Confidential substances)"の意味は何ですか?

以下4つの条件を満たす化学物質は、機密扱いとして登録することができます。

  • GADSLで要申告、または禁止ではない
  • SVHCではない
  • アプリケーションコードを入力する必要がない
  • ルノーリストに含まれていない

機密扱いにできる化学物質の構成情報画面の詳細タブには、「機密扱い」のチェックボックスが表示されます。このボックスにチェックをつけ、化学物質を機密扱いとした場合、データシートを作成した企業のユーザーと、「トラストユーザー」として指定された送信先企業のユーザーだけが、その化学物質の名称を見ることができます。一方、他の全てのユーザーから見ると、化学物質名は"Confidential Substances"として表示されます。

データシート作成元の企業のクライアントマネージャーは、他社のユーザーを指名し、トラストユーザーという権限を与えることができます。 トラストユーザーを指定しても、データシートの所有者は、データシート作成元の企業であることに変わりはありません。機密扱い化学物質を含む材料データシートが複数の企業の間でやり取りされたとしても、サプライチェーンを通して、この情報はトラストユーザーのみが閲覧することができます。たとえOEMであっても、IMDS-AIのダウンロード機能(有料サービス)を利用して、社内システムに機密扱い化学物質の情報を取り込むことはできません。また、他のIMDS企業のユーザーがツリー構造や実際のデータをコピーすることはできません。

材料を新規作成する際に、GADSLでD、P、D/Pのフラグがつけられている化学物質は機密扱い化学物質とすることはできません。また、ワイルドカード(ジョーカー)も機密扱い化学物質とすることはできませんので、IMDS上には機密扱いのワイルドカード(ジョーカー)は存在しません。

 

  スクリーン印刷インク(硬化後)用の標準的な材料がIMDS上
       にありますか?

IMDSステアリングコミッティは、標準材料である“screen-/pad-/letterpress-/flexo printing ink”を公開しました。IMDSで情報収集するにあたり、貴社の組成が公開されたこのデータシートに似ていれば、使用することができます。

この組成は、印刷インキ工業団体で編成されたスクリーン印刷インク製造メーカーにより2004年に提供されました。しかし、2004年以降の技術の変化に伴い、このインクが現状に適しているかを証明する必要があります。この材料は有機成分(30~40%)と顔料(65%)の2つの構成要素から成ります。またこの材料は、ワイルドカードの含有率100%となっていますが、欧州塗料・印刷インキ・絵具工業連合会(CEPE:European Printing Ink Industry Association)の規制物質リストならびにGADSL(Global Automotive Declarable Substance List)の要件は満たしています。

 

  テープおよびフィルム製品は均質材料ですか?

通常はそうではありません。テープおよびフィルム製品は通常、接着剤と泡沫層から成るようなセミコンポーネントとしてIMDSに入力されます。ただし、化学架橋された高分子材料から作られたテープやフィルムは除外されます。このようなテープとフィルム製品は、
"homogenous"(均質)という名称を含む必要があります。

例:
ポリアクリレートを原料とする接着テープは、"PAKC homogenous adhesive tape" (PAKC均質粘着テープ)という名称を含む必要があります。

 

  IMDSでタイヤを申告する方法についての記載はありますか?

はい。こちらから、ETRMA(European Tyre & Rubber Manufacturers' Association)が 用意した タイヤの申告について詳細に記載されたドキュメント(英語)を取得することができます。
 

  IMDSでのガラス、セラミックおよびエナメルの申告はどう行えばいい
       ですか?(英語)

Under the REACH regulation glass is a UVCB substance (unknown or variable composition, complex reaction products or biological materials). It is virtually considered as a single substance and does not contain individual elements or oxides anymore. This approach will as well be used for IMDS entries of glass, ceramic and enamel. Declarable constituents and additives still have to be reported separately.

From now on all newly created entries for glass, ceramic and enamel must be described by using a single (pseudo) substance for the basic material, according to the new approach listed below. An additional functionality in IMDS (coming latest 2nd quarter 2014) will support the update of higher numbers of existing entries. If a change is impossible old entries still can be used.

Examples for Glass MDSs – PDF-File, 35.2 KB

FAQ(よくあるご質問集) - その他

FAQ(よくあるご質問集) - その他

IMDSのトレーニングマテリアルは入手できますか?

ここからダウンロードできます。


IMDSトレーニングガイド(日本語版)
  IMDSトレーニングガイド(リリース13.2)
(概要編・演習編・カンパニーアドミニストレーター編が収録されています。)

 

アプリケーションコードの日本語訳はありますか?

こちらからアプリケーションコードの日本語参考訳をダウンロードできます。

 

アプリケーションID選択肢英日対照表v7.0(PDF形式)

 

材料分類の日本語訳はありますか?

以下のファイルが日本語参考訳です。

IMDS材料分類日英対照表(PDF形式)

 

Download_UserManual

最新のIMDSユーザーマニュアルはこちらからダウンロードできます。
IMDSユーザーマニュアル

 

ELV and Annex

欧州ELV指令および最新のAnnex IIの資料

こちらからダウンロードできます(全て英語版):
欧州ELV指令 : EU ELV Directive 2000/53/EC (incl. latest version of Annex II, Version: 2023)

また、補足としてアプリケーションコードの変更に関するIMDSステアリングコミッティの資料(2016年6月版)もダウンロードできます。