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VERSION 7.0P (04.06.2009)

VERSION 7.0P (04.06.2009)

意図しないデータシートの公開を回避
新しいユーザー承認プロファイル"User(Publish)" が追加されます。クライアントマネージャーは自社のユーザーに対し、データシートを公開する権利を与えることができます。つまり、それ以外のユーザー承認プロファイルをもつユーザーはデータシートの公開ができません。さらにクライアントマネージャーは、公開できるデータシートのタイプ(コンポーネント、セミコンポーネント、材料)、および公開できる社内の組織IDを定義する必要があります。
 
注意:
本システム管理は、IMDS-a2では有効ではありませんが、Webアプリケーションでは有効です。

拒否理由の入力文字数の拡張
データシートを拒否する場合には、拒否の理由を入力することができます。入力可能な拒否理由の最大文字数が、現在の4,000文字から10,000文字へと拡張されます。
 
プロセスケミカルの確認機能
IMDSでは、最終製品に含まれる化学物質のみをデータシートへ入力しなければなりません。したがって、製造過程で使用されるプロセスケミカルは入力されるべきではなく、システムがこれを防ぐ必要があります。この新機能では、新しく化学物質グループに"Process chemicals"が追加されます。
  
プロセスケミカルは最終製品に含まれることもあるため、IMDSの基本化学物質リストに存在しています。プロセスケミカルは、"Process chemicals"化学物質グループに含まれます。材料にプロセスケミカルを追加する際、ポップアップ画面で警告のメッセージが表示されます。さらに、材料にプロセスケミカルが0.1%より多く含まれている場合は、"intended use"(意図的使用)、"reaction residue"(反応残留物)、"impurity"(不純物)のいずれかの存在形態を入力する必要があります。プロセスケミカルの含有率が0.1%より多く含まれているにもかかわらず、存在形態をが入力されていない場合には、エラーが発生します。
 
今回の新機能により、ユーザーがプロセスケミカルを最終製品に誤って追加してしまう問題を防ぐことができます。
 
コンポーネントに追加されたセミコンポーネントの配置の変更
セミコンポーネントとコンポーネントが同一階層に配置されると、レコメンデーション001(同一階層に同じ種類のデータを配置すること)に反することになります。これを避けるため、セミコンポーネントの上位に新しいコンポーネントが自動的に挿入されます。
 
また、セミコンポーネントに対し、単位当たりの質量(体積当たりの質量、面積当たりの質量、長さ当たりの質量)を入力することが可能となります。
 
隠し属性または無効な化学物質の代替となる化学物質の表示
隠し属性または無効な化学物質が含まれている材料のコピーを作成すると、それらの化学物質の代替となる有効な化学物質へ置換するよう、化学物質の詳細の欄に赤字でヒントが表示されます。さらに、隠し属性または無効な化学物質の代わりとなる有効な化学物質が存在する場合、ユーザーは置換機能を用いて、既存の化学物質から推奨される化学物質へ変更することができます。
 
特定のアプリケーションコードの検索
分析用絞り込み検索機能(「絞り込み選択」および「詳細選択」)において、データシートのグループの中から、特定のアプリケーションコード(例:ベアリングの中の鉛)を含むデータシートを検索できるようになります。
 
新規にGADSLへ追加された機密扱い化学物質の調査
GADSLが新しく改編されると、 機密扱い化学物質を含む全てのデータシートに対し、新たにGADSLへ追加された化学物質が参照されていないかどうか検査が行われます。該当するデータシートが検出された場合、自社のデータシートの修正および再提出が必要かどうかを確認するよう、企業に対しお知らせが通知されます。
全てのユーザーは、GADSLが改編されたこと、および自社の最新のデータシートに機密扱いの化学物質が含まれている可能性があることをお知らせする機能を設定できます(設定メニューより)。初期設定では、クライアントマネージャーに対し、このお知らせ機能が有効となる予定です。
さらに、分析機能において、最新のGADSLの改編で影響を受けたデータシートを検索することもできます。
 
入力依頼の検索画面における初期設定の変更
初期設定では"未処理の入力依頼"が選択されています。
 
新しく追加される検査項目
 
28 デベロップメントサンプルレポートチェック データシートのツリー構造を順に確認し、デベロップメントサンプルレポートのデータシート/モジュールを強調表示。
29 新バージョンチェック 参照データシートの新バージョンがあるか確認。ツリー内で参照されている全てのデータシート/モジュールの新バージョンが存在するか確認されます。データシートに含まれる参照データシートの新しいバージョンが公開または送信されている場合は、情報メッセージが表示されます。
30 要申告化学物質参照チェック 要申告化学物質が指定された許容値を超えているか確認。データシートのツリー構造に含まれる全ての化学物質を順に確認し、データシート/モジュール全体に占める要申告化学物質の含有率(%)が計算されます。 要申告化学物質の含有率が指定された値(許容値(%))を超えた場合、情報メッセージが表示されます。
31 禁止化学物質参照チェック 禁止化学物質が指定された許容値を超えているか確認。データシートのツリー構造に含まれる全ての化学物質を順に確認し、データシート/モジュール全体に占める禁止化学物質の含有率(%)が計算されます。禁止化学物質の含有率が指定された値(許容値(%))を超えた場合、情報メッセージが表示されます。
32 SVHC参照チェック SVHCが指定された許容値を超えているか確認。データシートのツリー構造に含まれる全ての化学物質を順に確認し、データシート/モジュール全体に占めるSVHCの含有率(%)が計算されます。SVHCの含有率が指定された値(許容値(%))を超えた場合、情報メッセージが表示されます。
33 Microsoft Excelシートとの参照データシート/モジュールの照合 参照データシートがMicrosoft Excelシートに含まれているかどうかを照合。ツリー内に参照された全てのデータシート/モジュールが、Excelスプレッドシートの列に入力された値と比較されます。なお、対象のファイルはダイアログで選択できます。部品番号/材料コード、モジュールID、ノードIDのいずれかで比較可能です。加えて、参照データシートがExcelシートに含まれているかも照合されます。選択した条件によって、参照データシートがExcelファイル内に存在しているかどうかの情報メッセージが表示されます。Excelシートの列は、1から始まる列番号で区別されています。列のヘッダーであるAは、条件に指定できません。
34 ELV重金属チェック ELV重金属グループの化学物質が含まれているか確認。データシートのツリー構造に含まれる全ての化学物質を順に確認し、ELV重金属グループの化学物質が含まれている場合、情報メッセージが表示されます。関連する化学物質グループは、Lead or its compounds、Chromium(VI)-salts、Mercury or its compounds、Cadmium or its compoundsです。
 
検査項目の変更
 
11 材質表示チェック 材料表示が正しく指定されたか確認。コンポーネントのデータシート/モジュールが材質表示の入力対象の場合、材質表示への質問に回答しているかどうかを検査します。未回答の場合は、関連する材料の質量に関係なく情報メッセージが表示されます。注意:質量が定義済みの閾値を超えている場合、IMDS 既定チェックを実行するとエラーメッセージが表示されます。新機能:最上位ノードだけでなく、データシートのツリー構造全体で、樹脂ゴム製部品の材質表示が確認されます。
 
検査設定の管理画面の変更
"検査設定"の画面が変更され、関連する全ての機能が1つの画面に表示されるようになりました。
 
IMDS-a2 GUIのデザインの変更
アプリケーションのメイン画面、およびツールバーとメニューのアイコンのデザインが変更されました。
 
企業検索における"お気に入り"を最適化
検索処理の改善が行われ、"お気に入り"一覧がより速く表示できるようになりました。
 
無効または隠し属性のデータシート/化学物質の情報をノードの詳細タブに表示
無効、または隠し属性のデータシート/モジュールや化学物質が製品のツリー中に存在する場合、詳細タブの"タイプ"欄に"無効"、または"隠し属性"と表示されます。
 
IMDS-a2レポート
PDFセキュリティ設定が適用され、印刷のみが可能となりました。
 
 

詳細はIMDS-a2ユーザーマニュアルをご参照下さい。

IMDS-a2 Questions

IMDS-a2の問合せ先

IMDSアドバンスド・ソリュー
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